吹田市江坂で心療内科・精神科なら『いなだこころクリニック』へ。抑うつ、不安、不眠などのメンタル不調、仕事に関するメンタルヘルス問題、うつ病、適応障害、不安障害、大人の発達障害、物忘れなど、相談・検査・治療(精神療法、薬物療法)を行います。

パニック障害

パニック障害とは

パニック障害は不安障害の1つで、突然きっかけが見当たらないのに、激しい動悸やめまい、発汗、息苦しさ、手足の震えなどの発作が起こり、生活に支障をきたす疾患です。

症状は長くて数十分ほどしか続きませんが、死んでしまうのではないかと強い恐怖を感じ、救急車で病院へ運ばれることもあります。次にいつパニック発作が起きるかという不安(予期不安)や、強い不安に襲われた時に逃げ出せない助けてもらえない状況(飛行機や新幹線など)を避ける(広場恐怖)ようになります。

パニック障害イラスト

パニック障害の原因

原因ははっきりとわかっていませんが、不安や恐怖を抑える働きのある脳内の情報伝達物質(セロトニンなど)の乱れによるものと考えられています。その乱れによりパニック発作や予期不安、恐怖が表れるのではないかと言われています。

パニック障害の症状

  • パニック発作
  • 動悸・発汗・震え
  • 息苦しさ・窒息感・胸部の不快感
  • 吐き気・めまい・ふらつき
  • 死ぬことに対する恐怖

予期不安

パニック発作を何度も経験すると、「また発作が起きるのではないか」「発作で死んでしまうのではないか」という不安に襲われることがあります。これは「予期不安」と呼ばれる症状です。

広場恐怖(外出恐怖)

予期不安により、公共交通機関(飛行機、新幹線)、広い場所(駐車場)、囲まれた場所(店、映画館)などの逃げ出せない助けてもらえない状況を避けるようになります。これは「広場恐怖」と呼ばれる症状です。人前に出ることを避けて自宅に引きこもることもあります。

パニック障害の治療法

脳内の情報伝達物質(セロトニンなど)の乱れによって起きるものと考えられています。治療は脳の機能を調整する薬物療法や精神療法を行います。

1薬物療法

抗不安薬や抗うつ薬を用いて、過度の不安や恐怖を軽減することを目的とします。抗うつ薬にはいくつかの種類がありますが、効果が高く安心して服用できる抗うつ薬(SSRI、SNRI)を優先的に処方します。

2精神療法

不安や恐怖に向き合えるよう考え方のパターンを変えたり、不安の対処法を工夫したり、不安に慣れる練習を行います。

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