不眠症とは
なかなか寝付けない、寝ている途中に目が覚める、十分な睡眠をとっているが疲れがとれないなどの症状が持続し、仕事や日常生活に支障をきたすことです。
不眠症の原因
様々な要因により起こります。
生理的要因(メラトニン分泌異常、スマホ・パソコンの影響)、心理的要因(不安、人間関係の悩み)、身体的要因(痛み、かゆみ、頻尿)、生活習慣的要因(喫煙、飲酒、カフェイン)、環境的要因(引越し、騒音)などがあります。
不眠症の症状
- 入眠障害:寝つきが悪く、すぐに眠ることが出来ない
- 中途覚醒:寝つきは良いが途中で目が覚めてしまう
- 早朝覚醒:明け方に目が覚めてしまう
- 熟眠障害:時間的には眠れているが、眠りが浅くぐっすり眠った感じが得られない
不眠症の治療法
まずは身体的、精神的な要因の治療を優先します。そのうえで睡眠衛生指導や薬物療法を行います。
- 1睡眠衛生指導
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食事、運動、アルコール摂取、夜更かしなどのライフスタイルを見直し、睡眠環境を整えます。
- 2薬物療法
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不眠のタイプに合った睡眠薬により治療します。依存性、副作用が少ない薬剤を優先的に使用します。不眠が改善し安定した状態になれば、薬剤の必要性を評価し、段階的に減量・中止を試みることもできます。